CANZONA noni toni a 8

Giovanni Gabrieli (1557 – 1612)
CANZONA noni toni a 8

ジョヴァンニ・ガブリエリ
第9旋法による8声のカンツォーナ

CANZONA noni toni a 8

ジョヴァンニは初期バロック時代に活躍した作曲家・オルガン奏者。
同時期に活躍したアレッサンドロ・ガブリエリの甥にあたり、カンタータや合奏曲を多数残し、ジョバンニは彼から音楽を学ぶ。

カンツォーナ(カンツォーネ、カンツォン)は同音反復(3つ)からなる音列を主題にした対位法的器楽曲を指し、元々は宗教曲や世俗曲の多声音楽から派生したためカンツォーネという名前に。

楽譜に入っているスタッカートや速度表示は私が勝手に入れたもので原典にはありません。
それ以外はいじっていません。
構成は4つの楽器による楽器群を2つ用いて作曲されています。
また、楽譜にはないギターのような音が微かに聴こえますがこれは楽譜にありませんが私が挿入したもので通奏低音といって、それぞれの楽器群のバス声部にオルガンやリュートなど何かの和音楽器を自由に加えて即興で演奏するバロック時代に主流(正確には前期古典派あたりまで)だった演奏形態です。通奏低音によって楽譜よりも楽器が増えてしましますが、通奏低音があることで和音の響きが豊かになります。

ガブリエリのカンツーネは金管アンサンブルで演奏されることが多いために金管楽器で演奏されていたと思われがちですが実際は楽器指定がなくありあわせの楽器と通奏低音で演奏されるもので使う楽器は自由です。

追記

古楽器と通奏低音を伴った演奏を発見。

“Canzon noni toni", Giovanni Gabrieli | The Green Mountain Project 2012

通奏低音はイタリア語でバッソコンティヌオ(Basso continuo)と言います。
「奏低音ってこりゃ何ずやべ?」と思っている方は、どこまで信用できるかはともかくWikipediaでの説明はこちら
和音構成音を数字で指示すことから数字付低音とも訳されていますが、実際は数字が書かれていないことも多く数字がなくても通奏低音奏者は置かないといけません。

SONATA V

通奏低音の例:ヴァイオリン・ソナタ(楽譜は2段ですが通奏低音としてチェンバロが参加してるので、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロの3つの楽器になっています)

現在よく見かける金管アンサンブルは通奏低音がなく、最悪の選択です。