君が代~1998年長野五輪開会式

是非とも2020年の東京五輪でも笙と龍笛でお願いできたらいいな~と。
(出来たら唄も入れて・・・)

【歌詞】
君が代は 千代に八千代に 細石さゞれいしいわおとなりて 苔のむすまで

【意味】
君の世は、永い年月を経て砂利が岩になり苔が生えるまで(続くことでしょう)

【元歌】
我が君は 千代にやちよに さざれ石の 巖となりて 苔のむすまで(古今和歌集)

【私の勝手な解釈】
あなたが生きているこの国の末は、幾年も経て細かな石が岩となりコケに覆われても続いていることでしょう。

君が代は明治政府が「天皇の治世」と解釈して今に至りますが、それまでの時代では、その時その時で解釈が違っていて、江戸時代では「将軍様の御治世」であったり、婚儀での祝歌として使われていたとも。
また天皇を臣下が「君」とは言わなかった事から「天皇の治世」ではないとする説もあり、はたまた同僚を呼ぶ時に使う二人称でもるので誰かの長寿を祝ったものとの説もあり、現在でも論争が続いています。
古今和歌集よりも古い資料に似たような歌があり、これが元歌ではないかという説も。

一説によれば古今和歌集が編纂された当時の「君」の用法から恋歌ではないかという説もありますが古今和歌集では祝歌の項目に記されているため、愛する人の長寿を祝った歌という説を私は支持したいなと思います。

そう考えるとなんとロマンチックな国歌でしょう。
(諸外国の国歌は例外なく外敵と戦う歌詞や、戦いでの勝利を讃えた歌詞など、戦争や内紛に関連した歌詞ばかりです)

天皇崇拝の歌として君が代に反対するひとたちもいますがそれはどうでしょうか。

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