美作の想い出

作州(美作国)、津山にちなんだ曲を作りました。
津山市には4年ほど住んでいたことがあり、その後訪れていませんでしたがひょんな事で思い出したので・・・

聚楽園

美作津山の聚楽園は備前岡山の後楽園と並ぶ日本庭園でした(過去形)。
実は東京の後楽園球場は後楽園を模して新たに江戸に造園したことからその名が残る。
一方、聚楽園は往時の規模の3分の1の広さに縮小されていて用地や財政の関係で復元は難しいでしょうね。
復元したほうが鶴山城と並んで観光の目玉になるはずですが、それなりに立退きの保証、土地改良、造園、そして維持費と問題が山積み。
諦めるしか無いのでしょう。とても残念です。

美作の春

美作みまさかは津山のしろのもと
まさに春きたれり
きらめく吉井川にゆるは
鶴山くわくざん古城こじろさくらなり

動画では曲名が美作の櫻となっていますが、美作の春で合っています。
動画を作る時に間違えました。(-_-;)
聚楽園はシンセとベースは五音音階に縛られずに自由に動いていますが、美作の春は全楽器が五音音階で書かれている和にこだわった曲です。

楽譜を見比べるとどちらも音階は同じという事に気が付きます。

追記:

琴というのは邦楽では弦楽器一般のことを指し、琵琶は琵琶の琴、十三間など現在琴と言われているものは箏の琴といいます。
琴ではなく箏が正しい。
三味線や大正琴やバイオリンやピアノもも琴。メディアは琴で通しますが間違えないように。

和楽というのも誤用であくまで邦楽です。いっぽう和楽器は和楽器で正しい。
淑嬪(スッピン、素嬪は誤字)と言う言葉も本来は化粧など要らない美人を指す言葉で化粧品の広告で用いられた時にブスの意味に勘違いしたことがそのまま広まって現在に至るもの。
別嬪は化粧や着物で美人になった人を指していましたが淑嬪の誤用と同時に単に美人を指す言葉に。
どちらも誤から生まれた悲劇で本来はどちらも褒め言葉。
もう元の意味には戻らないのでしょうか。

昔の小話。
「べっぴんやね」
「それって化粧をしないと見られないってこと?」
「い。いや・・・」

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