ソ連の天才作曲家、ショスタコーヴィチ

Дмитрий Дмитриевич Шостакович

ディミトリー・ディミトリニェビチ・ショスタコーヴィチ
1906年9月25日生 – 1975年8月9日没

ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦、現在のロシア)の作曲家。
国家から社会主義リアリズムを強要され、体制に迎合したソ連のプロパガンダ作曲家との批判から西側諸国では評価が低かったが、「ショスタコーヴィチの証言」という伝記が出版されてからは逆の評価を得る。
ただし、作品には社会主義を賛美する題名や歌詞が多く存在し、そのまま演奏するか、歌詞を書き換えて演奏するかで今でも議論が続いています。
幾つかの作品で賞や勲章を得ましたが、何度か社会主義的リアリズムに反すると糾弾され危機に陥っていました。
当時の有名な作曲家バーンシュタインやブリテンを凌駕する作品を非常に制約された条件下で世に出した事は奇跡的なことでしょう。

ソ連時代には同様に他にもハチャトゥリアンやカバレフスキーなといった優れた作曲家がいます。
なかでもショスタコーヴィチを20世紀最大のソ連の作曲家と私は思っています。

Фортепианный квинтет соль-минор, соч.57

ピアノ五重奏ト短調 作品57

Sviatoslav Richter and the Borodin Quartet play Shostakovich Piano Quintet in g, op. 57

別の演奏;https://youtu.be/5YXwE6VTT6g(サイトへの埋め込み禁止なのでリンクだけ)
第1楽章 プレリュード Lento
第2楽章 フーガ Adagio
第3楽章 スケルツォ Allegretto
第4楽章 インテルメッツォ Lento
第5楽章 フィナーレ Allegretto
ピアノはイタリア語でピアノフォルテですが、ロシア語ではフォルテピアノとなってるのが面白いですね。

Фортепианное трио № 2 (памяти Соллертинского)

ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67 (ソレルティンスキーを偲んで)

Shostakovich: Piano Trio No.2 / Kremer Maisky Argerich (1998 Movie Live)

この曲は博学者であり音楽評論家でもあった、41歳で早逝したイワン・イワノビッチ・ソレルティンスキー(Иван Иванович Соллертинский)との想い出を綴ったものです。

Струнный квартет № 4

弦楽四重奏曲 第四番 ニ長調 作品83

Molinari Quartet – Shostakovich String Quartet n°4, Op. 83

第1楽章 Allegretto ニ長調 2/2拍子
第2楽章 Andantino ヘ短調 3/4拍子
第3楽章 Allegretto ハ短調 4/4拍子
第4楽章 Allegretto ニ短調 4/4拍子

動画では特に大好きな第3楽章から開始させています。
ヘブライ的な書法で書かれた作品で、第三楽章の軽快な対位法的な曲、そして休みなく次の終楽章へ。
この曲も是非とも全楽章を冒頭から聴いてみてください。15曲ある彼の弦楽四重奏曲の中で特に秀逸な作品です。

余談ですが12音音楽など無調音楽も書いた時期がありましたが、間もなく「誰が作曲しても同じ」と無調音楽から決別。調性を残した音楽に情熱を注ぎます。

彼のような作風が私の理想ですが、まったく真似できません。才能が違いすぎる。
(そもそも比較する相手を間違ってるという説も)